時代が移り、1496年、本願寺第八世蓮如上人が小坂(をさか)に坊舎をつくり道場とします。この地が法円坂一帯で石山御坊とよばれ、石山本願寺の起原となります。やがて、界隈には信徒が諸方から移り住み、数千軒の家がたちならび、玉造、森之宮も大きく栄えていきます。大坂の名前の起原はこの小坂にあり、石山本願寺による約80年の平和な成長が大坂に中世の都市としての原型をつくります。

蓮如上人の松 跡地
▲蓮如上人の松 跡地
 
     
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