戦後、大阪城の南西にあたる馬場町、西側にあたる大手前、大手前には大阪府庁、大阪府警本部、裁判所、政府関連施設、放送局などが集中して建設されました。北側は大阪ビジネスパークとして開発され、高層ビルが並ぶオフィス街になります。法円坂は団地街として過ぎし日の武士住宅のごとく、公社開発のもと多くの人々を魅了しました。ステンレス製システムキッチン、市内初の高層住宅、大阪城公園まで徒歩5分等々、あこがれの生活であったようです。玉造、森之宮は学校、コンサートホールなどの施設が集まる文教地の性格を表しながら、また民間での便利な住宅供給地として開発されてきました。そして21世紀を迎え、法円坂では、老朽化した公団住宅の取り壊しを含む幾度目かの大規模開発が始まろうとしています。玉造、森之宮では木造長屋、木造アパートが減り、高層マンションが増えてきました。
カメラ、その特別な目を通すと何気ないことでも愛しく、貴重なものであるように感じることがあります。どこの町でもあることですが、ここでも古い写真屋地図、絵、町の昔話しなどがその追憶と共に色々な散策の楽しみを与えてくれます。機械があれば、私たちの町にもおいでください。また、できればカメラを持って、ご自分の町に散策にでてみませんか。


日生球場跡地
日生球場跡地
ありし日の西本監督、近鉄の豪快な野球、選手達が思い出されます。当時、確か7回過ぎには外野席が無料になり近所の子供にとってはとてもありがたかったものです。いまは残念ながら駐車場になっています。
法円坂住宅案内図
法円坂の公団団地
取り壊しが進む老朽化した団地。直ぐ近くではNHK、歴史博物館の巨大なビルが、その筋向かいでは大阪府警本部の新築工事がすすめられています。
   
▲法円坂住宅案内図  
法円坂住宅地、難波宮遺跡より
NHK、府警本部建設中
▲法円坂住宅地、難波宮遺跡より
▲NHK、府警本部
 
     
 
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