明治維新は大阪を激しく揺さぶります。明治政府は造幣局と兵器工場を大阪城の廻りに配置し、大阪城本丸の地(旧大阪市立博物館)には第四師団司令部がおかれ、法円坂、馬場町(難波宮跡地、国立病院地)を歩兵第八連隊の駐留地とします。そして森之宮東側に城東練兵場(のち砲兵工廠に接収されます)、真田山には陸軍墓地と騎兵第四連隊の駐留地が造られます。大阪城周辺が陸軍の要塞になり、杉山も、田畑もなくなって町は豹変していきます。