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等身大パネルやイラストの形に切り抜いたポップ等を作る際に、どこで切ればよいのか?どうやって切る位置を決めればよいのかと言う質問をよく耳にします。ここでは、完成したイラストをパネルに貼って切る際に均等に白いフチを残すための罫の作り方を紹介します。使用しているイラストレーターは8.0ですが、現在のCS3まで基本的な使い方は変わりませんので色々な製作の参考にしていただけたらと思います。
 
  データー作成の流れ
 
  出力の大きさを決定する。
 
  レイヤーを複製し、上のレイヤーを不可視にしておく。
 
  「すべてを選択」でオブジェクト全体を選択する
 
  全てのパスをアウトライン化する。
 
  パスの合成をする。
 
  余分なオブジェクトの残骸を整理する。
 
  罫線の設定を決める。
 
  パスのオフセットで罫線を外側に拡大する。
 
  データ完成
 
等身大パネル 設置例
▲等身大パネル 設置例
   
 

出力の大きさを決定する
 
出力の大きさを決定する
 
まず、出力する大きさを決定します。
ここでは等身大パネルと言うことで3×6(910mmX1820mm)のパネル使用を考え、その大きさのガイドラインを作っています。もちろん、「変形」ウインドウ等で全体サイズを確認しながらの作業でも結構です。最終的にはイラストのサイズプラス白フチが数ミリ〜数十ミリつきますので、実際にはフチのサイズを決定してからの作業になります。
プリンターの種類には、メディア幅いっぱいに出力できる物から左右に2センチ程度のマージンが必要な物までありますので、ご使用のプリンターのメディアに対する最大出力サイズを調べてから作業にかかってください。

イラストのオブジェクトが一つのレイヤーに統合されている場合、そのレイヤーを複製します。(出力用のデータの場合出力に関係がないオブジェクトはなるべく消去されている方が作業はしやすいです。)一つのレイヤーの統合されていない場合はファイルそのものを複製してオリジナルのデータは残すようにしましょう。複製したデータのレイヤーを統合することで一つのレイヤーにまとめてください(必ずしもまとめなければいけないわけではありませんが、まとまっていない場合工程が複雑になります)
  レイヤーを複製し、上のレイヤーを不可視にしておく。
レイヤーを複製し、上のレイヤーを不可視にしておく。
  複製されて2枚になったレイヤーのうち(全く同じ内容のはずです)下のレイヤーのオブジェクトをパネル切り抜きのための罫線に変更していきます。上のレイヤー内のオブジェクトは出力されるデータそのものですので、間違えて触ってしまわないように不可視にしておいてください。
▲レイヤーを複製し、上のレイヤーを不可視にしておく。

編集コマンドからプルダウンで「すべてを選択」を選びます。(Macではコマンド−AWinではCtrl−Aで同じ機能になります)イラストのオブジェクトが全て選択されます。
イラスト内にフォントを使われている場合ですが、

1、フォントが完全にイラストの中に入っている場合→削除で大丈夫です。
2、 フォントがイラストの一部として外側にはみ出している場合→アウトライン化してください。
 
「すべてを選択」でオブジェクト全体を選択する

全てのパスをアウトライン化する。
 
オブジェクトの所からプルダウンで「パス」→「パスのアウトライン」を選び、全てのパスをアウトライン化してしまいます。この作業によって一番外側の罫線がまちまちの太さの罫線で描かれていたとしても均等なサイズのフチで囲むことが出来ます。

 


再び「全てを選択」して、その後にパスファインダから合成を行ってください。
注)前作業のパスのアウトライン化終了時に全てが選択されているように見えることがありますが、実際には太さのある罫線だけがアウトライン化されるので、必ずもう一度「すべてを選択」をしてから合成を行ってください。 パスの合成をする。
 
パスの合成をする。
▲再び「すべてを選択」にする
     

合成すると右記のような画像になります。イラストは一つ上のレイヤーに変更無く保存されていますので安心して作業を進めてください。

  パスの合成をする。
    ▲パスの合成後

余分なオブジェクトの残骸を整理する。   余分なオブジェクトの残骸を整理する。
   
オブジェクトより「グループ解除」「複合パス解除」をして、細かなオブジェクトの残骸を整理します。この際によくデータを見て必要ならば修正しておいてください。
最終的にはオブジェクトの外枠だけのシンプルな形になるのがベストです

罫線の設定を決める。
 
罫線の設定を決める。
形が整えば、オブジェクト本体の色を白もしくは透明、罫の太さを0.1mm以下程度の細さで切り口に残ってしまったとき目立たない色にします。ここでは、太さ0.1mm、C58%にしています。
 
この罫に沿ってカッターナイフで切っていきますのでどうしても切り口に罫線の色が見えることがあります。マゼンタ〜赤色系の色は少しでも目立ちますのでなるべく使わず、シアンなら30%〜60%程度、イエローなら50%〜80%程度を目安にしてください。罫の太さは0.1mm以下が切りやすいと思います。
 

不可視にしていた上側のレイヤーを可視状態にして確認してください。
問題がなければオブジェクトからプルダウンで「パス」→「パスのオフセット」と進み、今まで作ってきた罫線を外側に拡大します。
ここでは等身大パネルですので10mmオフセットします。(20mm程度つけることもあります)小さなポップなどでは3mm〜5mmに設定します。
 
罫線の設定を決める。

▲パスのオフセット

 
罫線の設定を決める。
拡大
罫線の設定を決める。
少し見にくいですが、イラストの外側に細い罫線が付いているのが見ていただけると思います。

全体サイズが出力できるサイズに収まっているかどうかを確認します。
(視覚的にはガイドライン等で、数字的には「変形」ウインドウ内の数字等で確認します)
出力に問題がなければ用紙設定用をして、出力にかかります。
   
データ完成
▲全体サイズが出力できるサイズに収まっているかどうかを確認
等身大パネル画像
▲等身大パネル 例
 

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